面白かった本

父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え

今回ご紹介する本は、「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」( ジェイエル・コリンズ)です。

節約と投資などお金に関するアドバイスが満載の1冊です。

アメリカ向けに書かれた本のため税制度などの違いはありますが、考え方は日本でも十分応用できる内容です。

著者のインデックスファンドによるシンプルな投資は、理想的です。

お子さんとの金融教育としても役立つと思いました。




筆者プロフィール

ジェイエル・コリンズ(JL Collins)

1975年から投資を行っている個人投資家で、お金に関するブログを運営。

インデックスファンドによるシンプルな投資でFIRE(経済的自由)を達成した。

筆者は投資で得られるものとして、次のとおり「自由」であると述べてている。

世の中には楽しいことがたくさんあります。お金はそのほんの一部にすぎません。

しかし、『会社に縛られないお金』があれば、自由を得ることができます。

本の内容

この本を読んで実践すれば、「会社に縛られないお金」をどのように築いていくか、その具体的方法を学ぶことができます。

本書を読んで、印象に残った考え方は次のとおりです。

・「収入の範囲で消費する。借金はしない。」

・「収入の一部を貯めよう。お金を貯めていないことがあとで自分を縛る障害になる。」

・「節約してより多くを投資すれば、『会社に縛られないお金』が早く貯まる。」

・「投資アドバイザーを近づけないこと。」

節約」や「収入の範囲内で生活すること」の大切さが強調されています。

投資アドバイザーに近づいてはいけない理由は後述します。



本書から印象に残った言葉

「健全な投資は複雑ではない複雑な投資は、それを生み出している人たちを儲けさせるためにある

複雑な投資を生み出している人たち」とは、商品の開発者や、商品を販売している銀行マン、店舗を持つ証券会社の営業マンです。

そして儲けの源泉が、投資にあたって皆さんから徴収する「手数料」となります。

つまり、銀行や店舗を持つ証券会社の営業マン、投資アドバイザーが勧めてくる商品は、まず「複雑な投資」だと疑ってください。

複雑な投資とは、皆さんから高い手数料や管理料を奪う投資です。

金融機関の営業は、言葉巧みに皆さんの資産から手数料を奪いにきます。



投資における手数料とは

投資の手数料 にはどんなものがあるの
うしどん
うしどん
手数料は、ざっくり投資商品の購入時保有時売却時に掛かるよ。

著者のオススメはインデックス投資

本書では、王道の「インデックス投資」を主軸に置いています。

著者が言うように、良い投資はコスト=手数料が少ない投資です。

具体的な銘柄は、一例をあげるとバンガード社のVTIです。

(その他の銘柄は、ぜひ本書をご覧いただければ参考になると思います)

投資は少額からでも、少しでも早く始めたほうが、複利の力を得やすくなります。

過度に恐れず、最初の一歩を踏み出してはいかがでしょうか。


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