私が初めて野村証券で投資商品を購入した実話をご紹介します。
野村証券で投資信託を購入した体験をご紹介することで、
・実際に営業されたぼったくり商品の実情
・店舗型の証券会社は、手数料の高い商品を売りつけてくる事実
をご覧いただき、「やはり店舗型の金融機関に近づいてはいけない」ことを感じていただければと思います。
購入させられたのは、手数料の高い投資信託
野村証券の営業マンから勧められて購入した投資信託は、「野村ドイチェ高配当インフラ関連株投信(米ドルコース)毎月」でした。
野村ドイチェ高配当インフラ関連株投信(米ドルコース)毎月
・分配金:年12回配当
・購入時手数料:3.3%程度
・信託報酬(保有時のコスト):実質コスト年2.063%
・信託財産留保額(売却時のコスト):0.3%
この数字を見て、
と思って頂けた方は、知識のある方だと思います。
一方で、
と思った方も多いと思うので、ネット証券で購入できる優良投資信託、eMAXIS Slim米国株式と比較してわかりやすく解説していきます。
手数料等の比較
野村ドイチェ高配当インフラ関連株投信とeMAXIS Slim米国株式を、下記の表で比較します。
野村ドイチェ | eMAXIS Slim米国株式 | |
分配金 | 年12回 | 再配当 |
購入時手数料 | 3.3%程度 | 無し |
信託報酬(保有時のコスト) | 年率2.063% | 年率0.0968% |
信託財産留保額 (売却時のコスト) | 0.3% | 無し |
分配金
毎月支払われる分配金に対して、20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5%)が課税されるので、その分、投資効率は落ちてしまいます。
eMAXIS Slim米国株式は自動で再投資してくれるので、課税されず有利です。
購入時手数料
野村ドイチェ高配当インフラ関連株投信は、100万円を購入した時点で3.78万円の手数料が掛かりました。
一方、eMAXIS Slim米国株式なら無料です。
信託報酬(保有時のコスト)
野村ドイチェ高配当インフラ関連株投信は、
2014年から2020年まで、7年間保有していたので、
単純計算で100万×2.063%×7年=約14.4万円を手数料として取られたことになります。
信託財産留保額(売却時のコスト)
2020年に解約した時点で、資産総額は586,999円でしたので、
585,999円×0.3%=1,757円の手数料を取られました。
なぜ野村證券で購入してしまったのか
野村証券で購入した理由は、
・祖父母、親が利用しており、営業マンと知り合いだった。
・野村証券は大手だから安心だと思った。
というもの。
「無知は搾取される」典型例ですね。
最終的には損切しました
前述のとおり、2020年に解約しました。
100万円投資して、586,999円(▲413,001円)で損切しました。
解約したお金は、すぐに楽天証券でeMAXIS Slim米国株式やeMAXIS Slimオールカントリーなど、優れた投資信託に再投資しました。
失敗は勉強料です
野村証券での投資をきっかけに、投資により一層関心を持つようになり、自分で投資関連の本を読み漁るようになりました。
すると、野村証券で購入した商品が「ぼったくり商品」に当てはまることに気付くことができました。
損切した額は勉強料だと思って、今後の投資に活かしていきたいと思っています。
一方、これから投資を始める方には、私のような苦い失敗はしてもらいたくありません。
私がたどり着いた「インデックス型投資信託の投資方法」を紹介していますので、ぜひご覧ください。